ペット飼育と子育ての両立

飼っている人にしかわからない悩みの一つが、ペットのお世話と子育ての両立ではないでしょうか。
とくに小さなお子さんがいるご家庭では、課題が多いかと思います。
まゆさんのお家では、三姉妹と大型犬のラブラドール・レトリーバー、ウサギが一緒に暮らしています。
3 人目を妊娠されている時に犬をお迎えされ、妊娠後期と乳幼児期の生活が大変だったようです。その時期に工夫されていたことを以下にご紹介いたします。
大型犬についての内容になるので、当てはまる部分をご参考にしていただければと思います。
ペット飼育と子育ての時間の両立
ペット飼育と子育ての両立で、1 番大変だったことは「散歩時間の確保」でした。
妊娠後期の大きなおなかの時は、主人に散歩を 1 日2回、任せていました。
運動量が必要な犬種なため、早朝と、仕事後の夜遅い時間帯時間に散歩に行っていました。
家庭環境や、働き方によっては十分な時間が取れないこともあるかと思います。
散歩時間が取れなかったり、短くなってしまったときは、家でボール遊びをするなどして、なるべく体を動かす遊びをさせてあげましょう。
出産後は、抱っこ紐で赤ちゃんも一緒に連れて、散歩に行っていました。
過ごしやすい季節ならば、赤ちゃんのお昼寝のタイミングでお散歩に行くと、ぐっすり眠ってくれましたよ。
夏場は日中に行けないので、子どもたちが起きる前の早朝や、就寝後の夜に散歩に行っていました。
時間の工夫が必要かと思いますが、ペット飼育と子育ての両立をするためのポイントでもあります。
お昼寝の例のように、犬と子どものタスクを兼ねることと。早朝や夜散歩の例のように、隙間時間に入れ込むこと。
この 2 つが子育てが忙しい時期の両立を乗り切るコツです。
ペット飼育と赤ちゃんの安全の両立
ペットと赤ちゃんとの生活で、安全面も気になることが多いですよね。
まず、ペットと赤ちゃん双方に、同等の愛情を注いであげて、寂しい思いをさせないようにすることが大切です。
犬は本来、愛情深い動物で、人との相性がいいと言われています。
犬種や個性にもよるかと思いますが、赤ちゃんに対して優しく寄り添ってくれるはずです。
しかし不慮の事故を防ぐ予防策はしておきたいとこです。
私は側で見ていられない時は、ベビーベッドの中に赤ちゃんを寝かせていました。
犬が悪気なく赤ちゃんを踏んでしまったり、ぶつかってしまうということもありますからね。また、赤ちゃんが歩き始めた後も注意が必要です。
わが家でも、子どもがよちよち歩きの時に犬がぶつかって転び、家具の角にまぶたをぶつけて切ってしまったことがありました。
けがをする可能性のある家具の角には、予防としてクッションなどをつけておくことをおすすめいたします。
子育て中の掃除術
赤ちゃんのいる生活だと、犬の換毛期の抜け毛対策が、それまでの生活よりも必要になるかと思います。
抜け毛が多い犬種は、換毛期に毎日のブラッシングが欠かせません。
2 週間に 1 回は、ファーミネーター(中の方の毛であるアンダーコートを取り除くことに特化したブラシ)などを利用して、抜け毛対策をすることをおすすめします。
私はそれに加えて 1 日に数回、掃除機やモップをかけていました。ソファはついた抜け毛を毎朝コロコロで取っています。
ラグなどの掃除がしにくいものは置かないようにすることも、工夫のひとつかと思います。
ペットのしつけ方法
ペットが興奮症だと、赤ちゃんとの思わぬ事故が起きてしまうので、気持ちを落ち着かせるトレーニングは必須かと思います。
日常生活では、クレートトレーニングや、興奮時に飼い主の指示が耳に届くように訓練します。
犬の興奮具合にもよりますが、ドッグトレーナーなど専門の方の力を借りるのも近道です。
また、ストレスがたまると興奮しやすい状態になってしまうため、散歩でエネルギー発散させてあげましょう。
がんばっている保護者様へ
分かっていても実行することが難しいときも必ずあります。
それだけペット飼育と子育ての両立は、簡単にできるものではありません。
どうしても子ども優先になってしまい、ペットにかけてあげる時間が減ってしまうこともあるかと思います。
そんな時は、週末にでもペットのスペシャルデーを作り、思い切り走らせてあげるなど、ペットが喜ぶ時間を作ってあげください。
親として、ペットの飼い主として、自分にとっての妥協点を見つけて、双方のバランスをとることが大切です。
同じ悩みで苦労している方がいらっしゃったら、少しでもヒントになっていれば幸いです。

