愛犬のドッグフードを選ぶ際の注意点

飼い主さんからすると愛犬はペットではなく「家族」そのものですよね。

そんな愛犬の食べる「ドッグフード」に強い関心があるという方も多いのではないでしょうか?

食べたものは健康に大きな影響を与えるため、愛犬の健康を思うならば飼い主としてドッグフード選びにこだわりたいところです。

そこで今回は、「愛犬のドッグフードを選ぶ際の注意点」について解説していきたいと思います。


ドッグフードの品質向上によって犬の寿命は大幅に延びている

昭和という時代において「ドッグフード(犬のエサ)」は、それほど重要視されていないものでした。

食事の際に残ったご飯に味噌汁をかけて食べさせることも多く、ドッグフードを与える選択肢を持たない飼い主さんも多かったのです。

そのため栄養面では不足しがちとなり、必然的に健康寿命は短くなっていました。

しかし、近年では「犬のエサ=ドッグフード」という認識を持つ飼い主さんがほとんどとなり、さらには栄養価が高さとバランスに優れたドッグフードを与えるケースも増えてきています。

動物医療の進化という要因もありますが、ドッグフードによる栄養面の改善によって飼われている犬の寿命は大幅に延びたのです。

2000年以前は12歳以上生きる犬は少なかったですが、現代では15歳以上生きる犬も非常に多くなっています。


愛犬のドッグフードを選ぶ際の注意点

それでは、ここからは実際に愛犬のドッグフードを選ぶ際のポイント(注意点)を挙げていきましょう。


①犬に必要な栄養がしっかりと配合されているか

犬は人間と同じように様々な栄養素を摂取することで健康な身体を維持できます。

たんぱく質や脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維などはその代表的な栄養素です。

ドッグフードにはこれらの栄養素をしっかりと配合させた「総合栄養食」があります。

毎日与えることで健康を維持しやすくなるため、基本的には総合栄養食のドッグフードを選ぶようにしましょう。


②エサの回数をこまめにしているか

現代人はとても忙しく暮らしていますよね。

そのため、愛犬のエサを1日1回としている飼い主さんもいるはずです。

「1日の摂取量はしっかりと与えているから大丈夫」と思うかもしれませんが、これは胃腸に大きな負担をかけてしまうため避けた方が良いといえるでしょう。

成犬であれば1日2回が基本で、生後半年までは3~4回に分け、食欲が落ちてきた老犬も1日3~4回に分けて与えると消化がスムーズで健康的な暮らしがしやすくなります。


③年齢に合ったドッグフードを選んでいるか

年齢によってエサの回数を変えるというのも重要ですが、そもそも「年齢に合ったドッグフードを選んでいるか」も非常に重要なポイントとなります。

なぜならば、年齢によって必要な栄養素は違っているからです。

そのため、生後1歳までの期間に成犬用のドッグフードを与えるのは良くありませんし、老犬になったにも関わらず成犬用のドッグフードを与えるのも同様に良くありません。

犬は7歳を超えると老犬の仲間入りといえますが、意識しないと自身が飼っている愛犬が老犬になっていることを自覚できないものです。(見た目の変化が少ないため気付きにくいものです)

7歳を超えたらドッグフードの種類を変えるタイミングであるということを覚えておくと良いでしょう。

「パピー用(1歳くらいまで)」や「成犬用」「老犬(シニア)用」といったドッグフードの種類を把握した上で購入するようにしましょう。


④添加物や保存料、着色料、香料が多く含まれていないか

安価なドッグフードには添加物や保存料、着色料、香料などが含まれているケースが多くなります。

酸化防止剤を含めたこれらの添加物などは、肝臓や腎臓に悪影響を及ぼす可能性がありますし、発がん性のリスクも高まります。

甘味料を使用しているケースでは糖尿病のリスクも高まってしまうのです。

ドッグフードの裏面に記載されている「原材料」をしっかりとチェックして購入するべきですし、購入後も形や色が均一すぎないかといったポイントもチェックしてみましょう。

無添加、無着色といったドッグフードは、一粒一粒の形や色などが違っているものです。

10歳を超えてからの愛犬の健康を考えるならば、添加物の有無も強く意識してドッグフードを選ぶべきだといえるでしょう。


まとめ

今回は、「愛犬のドッグフードを選ぶ際の注意点」について解説してきました。

お店やネットで売られているドッグフードはとても多くの種類があり、「どれを購入すれば良いのだろう?」と悩んでしまうケースもあるはずです。

・犬に必要な栄養がしっかりと配合されているか
・エサの回数をこまめにしているか
・年齢に合ったドッグフードを選んでいるか
・添加物や保存料、着色料、香料が多く含まれていないか

粗悪なドッグフードを選んでしまうと愛犬の健康に悪影響を及ぼすため、上記のようなポイントに注意しながら選ぶようにしましょう。